LIFE 身近で感じるアート入門 ~美術・工芸の古書店~ |言事堂

2017年12月21日
新しいこと、やってみよう! 理由なんて考えず、やりたかったことからやってみよう。 一歩踏み込めば、新しい仲間が待っている。 感性を磨けば、新しい「うれしい」が待っている。 沖縄のまだ知らない素敵なコトに会いに行こう。 新しいことへのチャレンジは、いつスタートをきってもいい。だからこそ、思いついた時にはじめてみよう。 合言葉は正しいことより、楽しいこと。 心踊るビジネスライフは、そういう新しい一歩から。 まず、なにからやってみる?
言事堂3  

どこか懐かしい古書店で、新しい自分に出会う

那覇市松尾の路地裏で、美術工芸専門の古書店を営む宮城さん。宮城さんは四国の出身で、岡山県で大学を卒業した後に沖縄へ移住。2011年まで続いた前島アートセンターでギャラリーや事務局の仕事を経て、現在に至る。 「本が好きで、美術の知識もある。なので“自分で始める仕事”を自分で探した」 沖縄には美大があるのに、美術の本屋が無いという事を知り、2007年、若狭で言事堂(ことことどう)というお店を始めた。 店名の由来を尋ねると「〝言〞は目に見えないもの、触ることのできないもの。〝事〞は反対にカタチがあって、手に触れられるもの。美術というのは具象や抽象、相反するものがひとつになって自分の作りたいものを形にすること。その2つの言葉を合わせたんだ」と教えてくれた。また、それは言葉で発すると可愛らしい響きで、難しくとらわれがちな美術のイメージを払拭したいとの想いと重なり、店名を言事堂に決めたそうだ。2016年5月には、若狭から現在のお店がある松尾へと移転してきた。この辺りは、嗜好の近い個人事業主の方々も多く、今では地域の商店街と連帯感も生まれて、みんなでまちづくりをしてる感覚だそうだ。 言事堂2 お店は国際通り周辺という事もあって、お客さんには観光客も少なくなく、美術工芸専門の古書店といっても、専門家や美術フリークな方でなくとも楽しめる。例えば近所に住む老夫婦がつくる作品は、カルフォルニアのレタープレスという技法で仕上げ、手刷し販売しているほか、県内のデザイナーが作っているカレンダーなども置いてある。どれもクオリティが高く、もちろん言事堂でしか見たことがないものばかりだ。

全然興味がないものをあえて見る、って意外に面白い

「本を見るとか、読むとか。なんだか難しく思っている人っているじゃない?そんな人にも、気軽に話かけてもらいたいですね。」 大きな書店に行けば、カテゴリ別で本棚が並び、自分好みの本がある本棚場にしか立ち寄らないだろう。でも言事堂のような〝こぢんまり〞とした古書店なら、雑多に並べられる本を目で追い、興味が湧きそうな本を探すことになる。この新しい出会いこそ小さなお店の醍醐味で、大きな書店では得る機会が少ない、“新しい自分の興味との出会い”につながるのだという。それこそが【今までまったく興味が湧かなかったものを、あえて手にとるきっかけが生まれてほしい】という宮城さんの提案だ。 決してポジショントークには聞こえない、宮城さんの言葉に惹かれていく。 言事堂のお客さんを見ているとで、平均で30分以上は滞在しているように思う。そのほとんどが、宮城さんとの楽しそうに会話をはずませ、目には見えない〝言〞を愉しみ、今日もまた“何か”をしっかり持って帰るのだろう。 言事堂1   言事堂 コトコトドウ 【住所】沖縄県那覇市松尾2—21—2 【電話】098—864—0315 【営業時間】11:00~18:00(土曜・第2日曜は~19:00) 【定休日】日・月曜(第2日曜は営業) www.books-cotocoto.com  
JOB ANTENNA MAGAZINE vol.2 特集「新しいこと、やってみよう!」より

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