INTERVIEW 世界60カ国以上・187の支社を持つグローバル企業Booking.com。沖縄拠点開設の背景や事業に対する想いを独占取材。

2017年11月17日
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2017年11月で那覇に営業所を構えて2周年を迎えるブッキングドットコム。わずか2年の間にパートナー数を3倍に伸ばし、沖縄での存在感が高まってきた今、改めて同社のこれまでの事業の歩みや、これからの展望を沖縄地区 営業部長の近藤氏と、北海道・沖縄地区統括部長の山上氏のお二人に伺った。

まず、2周年おめでとうございます。これまでの経緯を教えてください。

近藤:ありがとうございます。弊社は2015年の11月2日に那覇サテライトオフィスを開設しました。日本国内では東京の事務所立ち上げが一番早く、そこから大阪、福岡、札幌と営業所を開設しました。当初、福岡の営業所が沖縄を担当していたのですが、国内屈指の人気エリアの沖縄に出張ベースで足を運ぶのは地元の皆様と関係を築くことも難しい。市場性とビジネスの成長を考え、沖縄に事務所を開設しスタッフが常駐することで、きめ細かなサービス提供とスピード感のある事業展開を行いたい狙いがあります。開業当時350件だった宿泊施設(パートナー様)も、この2年間で3倍の962件(2017年11月2日現在)まで増加し、非常に勢いづいてきました。 Booking2 沖縄地区営業部長 近藤氏 山上:沖縄県は、一般的に修学旅行など団体のお客様が来るというイメージがあると思いますが、近年個人旅行がかなり増加してきています。例えば7年前ですと、団体のお客様が70%個人のお客様が30%だったのに対し、2016年には全体の50%まで個人のお客様が増えたというデータが出ています。そこからも、FIT(Foreign Independent Travel)の需要が伺えます。また11月に、アジアのハブであるシンガポール直行便の運行がジェットスターから開始されるので、ここからも個人のお客様の増加に期待ができると考えています。また、石垣や宮古等の離島も同様に人気が高まっている傾向があるので、そこもしっかりとカバーしたいと考えています。 –沖縄とその他県外事業所と違った役割があるのでしょうか? 山上:基本的に5つの地域事業所があり、それぞれターゲットを設定しています。東京本社に関しては、本社機能を含め多くの部署が集まっているので、戦略やその他広報メッセージ等は東京からの通達がある場合もありますが、戦略や人事含め基本的に各営業所ベースで動いています。待遇差等は特になく、東京と同水準ですね。 –待遇が首都圏並みであれば採用もしやすいかと思います。現在採用で抱えている課題はなんでしょうか? 近藤:沖縄に関して言えば、弊社の知名度がまだまだ低いことでしょうか。おかげさまで旅行業界ではある程度認知をいただいているのですが、働く方にとっては地元企業の方が、会社の事業や雰囲気をイメージしやすいのかもしれません。東京ですとTVCMの効果もあって、知名度は沖縄より高いと思います。海外旅行者に留まらず、国内からも人気が絶えない沖縄でスピード感を持って成長させることで、どんどん増えていくお客様の期待に応え続けていきたいという想いがあります。  

もう少しブッキングドットコムについて教えてください。

Booking3 北海道・沖縄地区統括部長 山上氏 -とても素晴らしいサービスですね。ユーザ層は海外の方が多い印象があります。 山上:アムステルダム発祥の企業ですので、海外のユーザが多い傾向にはありますが、昨今では国内のご利用者も増えてきています。実は今、国内プロモーションを意識してTVCMには、りゅうちぇる夫妻を起用していますが、「ここのマーケットに集中する」というエリアは特に絞り込んでいません。日本のインバウンド需要でニーズ高いのは、やはりアジア系ですね。 -会社の雰囲気はいわゆる外資系という感じなのでしょうか。 山上:組織は完全にフラットです。日系方式で課長のデスクがあって机が並んでいる、ということは全くありません。隣に北アジア地区代表のアダム・ブラウンステインが普通に座っていたり、一緒にランチを食べたり、あとは会社のCEOがふらっと東京オフィスに来て「元気?」と声をかけて来たりする、そういう会社です。印鑑もなく、全てサインで済ませます。効率重視な会社なので、必要なところには時間とお金をかけて、そうでないところは効率よく動く、そういうカルチャーがありますね。 近藤:ビタミン補給をしてもらいたいということで常にオフィスにフルーツがありますね 。バナナやミカン、ぶどう、たまに柿とかパイナップルとか(笑)。ちょっとしたことですが、普通の会社では珍しいユーモアのある会社です。 -日系企業では部下が上司に怒られないように仕事をしたり、正しいことを正しいと言えないと聞きます。 Booking4 山上:ブッキングドットコムは、どんな立場の社員であっても、フィードバックをもらいたいという会社です。どんなに上の立場の社員でも、下の社員から「今のやり方について、何かフィードバックはないですか」と聞いたり、何かあればどんどん意見をいってください、というオープンディスカッションという環境で、自由に手を挙げて質問ができます。逆にいうと、そういった風土を楽しめる人が良いですね。プロアクティブな人でないと仕事がつまらないと思います。 -コミュニケーションは全て英語なのでしょうか? 山上:これはケースbyケースですが、アダム・ブラウンステインが会議に参加していたりする場合は、もちろん英語になります。沖縄オフィスでみんなが集まって会議をしようという時には日本語で行いますが、メールは全て英語になりますね。東京オフィスやアムステルダム本社からメールが全員宛で届くため、英語が理解できないと難しいです。またWorkplace(ワークプレイス)という社内版SNSもあり、そちらも全て英語を使用しています。 -ブッキングドットコム全体として持っている共通価値や想いには、どういうものがありますか? 山上:「Be humble. But be hungry」です。謙虚でありつつ、ハングリーでありなさい、ということ。これはCEOが、どのプレゼンでも加えるひと言です。 Booking5 近藤:それが文化として浸透している感じがありますね。IT業界は日々、色々な会社が新しく生まれては無くなる競争の激しい業界なので、決して自惚れず謙虚に、足りないところがあれば改善するという姿勢が必要です。でも常に目指しているところは高いところです。それをうまく言うと「Be humble. But be hungry」という言葉が当てはまるのかもしれない。 山上:僕が「この会社だ!」と感じたのが、まさしくその考え方です。ブッキングドットコムの良いところは、海外のトレーニング等の研修に行けるチャンスがあることで例えば、海外のオフィスとのネットワークを強化する目的で出張があります。やはり日本にいると、本社の状況が把握できないんですよね。実際に行ってみると、昔は銀行だった場所をオフィスにしているだとか、オフィスのワンフロア全体がITセクションになっていたりとか、見てみないと分からないことがたくさんあります。私が入社した当時は、日本の社員が30名くらいしかいなかったので、国内の状況だけしか知らなかったら、ここまで会社への想い入れはなかったかもしれません。また、Hungryであることを大切にしているからこそ、色々なチャンスをもらえることはとても良いと感じています。
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世界70ヶ国、204の支社を持つBooking.com

-色々なチャンスをもらえるということですが、転勤や海外に行ける可能性もあるのでしょうか? 山上:まずどこで採用されても、営業所付の社員ではなくブッキングドットコムジャパンの社員となります。転勤や海外赴任の可能性ですが、社内で募集しているポジションというのがあり、それに応募することはもちろんできます。特に辞令がないので、各自が募集されている内容を見て「チャレンジしてみたい!」と思えば、直属の上司に相談をして応募することができます。 近藤:キャリアパスで言えば、年功序列的な決まったキャリアパスはなく、一人ひとりにあったキャリア形成をしていきます。一番は本人が何をしたいか、というところに繋がりますが、マネジメントに興味があるとか、もっと翻訳に興味があるとか、入社後に色々な部署へ異動できる可能性があるので、本人の意向を汲み取ってキャリアパスに反映させていきます。四半期に1度、上長と一緒に評価できるところ、改善しなければいけないところ等を丁寧にレビュー・相談しながら、今後の目標を決めていきます。  

今回募集する営業の仕事について教えてください。

近藤 :大きく分けて2つの柱があり、1つは沖縄県内の宿泊施設等の新規パートナー様とのご契約、もう1つは既存のパートナー施設様の販促活動のサポート業務です。沖縄に関しては、一人で全てを動いてもらうのでテレアポ、契約、契約後の販売促進までを担当してもらいます。1パターンの営業スタイルになってしまうと通用しない部分があるので、どういったアプローチをすればより効率よく契約に結びつけるのか、を各自で考えていただきます。もちろん、契約書やマニュアルは統一はされていますが、パートナーのニーズに合わせてどうアプローチしていくかは、個々の営業スタイルに任せています。 -社員の皆様はどういうところにやりがいを感じているのでしょうか? Booking7 山上:人それぞれ違うので、私の話をします。私はもともと内勤から外勤営業を経て、今のポジションになっているのですが、自分が営業だった当時、倒産しかけていたホテルの宿泊者数を伸ばせた時に大きな達成感を感じましたね。「もっとインバウンドを増やしましょう!」と提案をして、一緒に黒字転換にするまでをサポートでき、それが数字になって表れるとすごくやりがいを感じます。 近藤:私は、パートナーからフィードバックをいただいた時や売上につながることがやりがいに感じます。ただ、一番大きなやりがいは、大きな夢を持って仕事ができていることです。数年前にCEOが「夢は何か?」という質問に、「旅行にいきたいと思った時に、世界中の誰もがまずはブッキングドットコムを使おうという会社にしたい」と応えていたことに感銘を受けました。最新のテクノロジーを使って、今やっている仕事が近い将来、沖縄の旅行の形を何か大きく変えることに貢献できるという大きなビションを持てていることが、常にモチベーションに繋がっています。 山上:最新のテクノロジーで言えば、やはりシステムがどんどんマーケットのニーズに合ってどんどん進化していく。これを日々体験できるというのは、すごく刺激になっていて良いですね。 -営業から、パートナーにフィードバックを伝える機会はあるのでしょうか? Booking8 山上:ブッキングドットコムの一つのスローガンで、「locally relevant, globally scalable」というものがあります。グローバルで成長ができて、かつローカルにもフィットできるという意味です。例えば、海外にはない日本の旅館という施設を、海外の方に分かりやすいように伝えるにはどうしたら良いか考える際には、営業の声を参考にしました。ただ、ブッキングドットコムはデータで意思決定がされます。どんなに本質的なものであったとしても、データがなければ投資はかなり難しい。ただ、それと闘うではないけれども、やり取りをして実現した時は、とてもやりがいを感じます。あとはオンラインでご意見箱のようなSNSがあって、そこに意見をまず入れる。いいね!ボタンがあるので、いいね!がいっぱい貯まれば、プロダクトオーナーがそれに反応して、プロダクトが改善されていくこともあります。  

最後にこのインタビューを読んでいる方へメッセージをお願いします。

近藤: 弊社は変化も激しく、柔軟性が必要な会社です。しかし柔軟性があるからこそ、パートナーのご要望にお応えすることができていると思います。繰り返しになりますが、こういった小さなことを積み重ねて、社会に大きなインパクトを与えたい。そういった壮大なビジョンを持って働けるとても良い会社です。 山上:Work hard, play hardがすごく当てはまる会社です。よく働き、よく遊ぶ。そういうブッキングドットコムのカルチャーに共感してくださる方と、沖縄でお会いできることを楽しみにしています。 Booking10   各国や地域の価値観に合わせてサービスを改善し、データを重視した意思決定をする。それはひとえにユーザファーストを貫いてきたからだ。そして創業から約20年で世界60カ国以上・187の支社持つまでに成長した理由はここにある。沖縄にありながら、グローバルな視点で事業を考えられるチャンスがほしい方は、ぜひJOINを検討されてみるといい。  

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▼沖縄の観光インフラを支える!宿泊施設への営業担当募集 Booking求人バナー ブッキングドットコムジャパン株式会社の会社情報  

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