INTERVIEW 「好きなことに遠慮はいらない」 沖縄発のクリエイティブ集団が創る未来のかたち 〜株式会社モノクラム 池田奈美佳氏〜

2017年02月08日
「好きなことを叶えるために東京に行く」 かつての風潮から、今や風向きが変わりつつあります。沖縄からクリエイティブを牽引する集団として、2014年10月にサイバーエージェントグループの株式会社CAアドバンスから誕生した「株式会社モノクラム」 創立2年目で、親会社の利益の数パーセントを担うようになりました。今回、中心メンバーである池田奈美佳さん、田内沙紀さん、与那原大智さんに急成長の秘訣とこれからの展望についてお話を伺った。
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好きなことを始めるのに早いも遅いもない!

池田: モノクラムでは現在、インターネット広告のバナーを作るデザイン部門や新しく立ち上がったゲーム、コスメ向けの動画広告部門があります。他にも、企業のキャンペーンに合わせたランディングページの制作やライティングの部門もあります。マネージャーとして、ここにいる田内はじめ、デザイナーたちがそれぞれ活躍できるようにマネージメントしたり、イラストなど強みをもつ子には、営業先にどんどんアプローチをかけて、長所を伸ばせるようにしています。 田内: 大阪でチームを立ち上げたときから一緒にいますね。私は、大阪芸術大学でデザインの勉強をしてから、携帯電話の販売員やフリーランスを経て、モノクラムにデザイナーとして入社しました。 08 (写真:田内さん)  

沖縄にきたきっかけは?

田内: 大阪にいたとき、業務経験の壁にぶつかりました。デザイン会社の採用要項をみると、「実務経験3年以上〜」のようにデザイナーとしての社会人経験を求めていたんです。だから、大阪のデザイン会社にはご縁がなく、親の地元である沖縄に帰ってきてからモノクラムを知りました。 与那原: 僕も、今は営業本部が取ってきた動画広告案件について、企画から制作まで直接やりとりしていますが、ここに入社するまでコールセンターで5年間働いていました。そろそろ、30歳を目前にして「本当に好きなことは何だろう?」と悩み、考え抜いた。結果として趣味でやっていた映像、動画制作に本格的にチャレンジしてみたいと思いました。 プログラマー募集をきっかけにモノクラムを知って、面接のときに「これから動画部隊を作ろうと思っているけど、参加してみないか」と声かけてもらったのがきっかけです。 01 (写真:与那原さん) 田内: 私も、入社動機として「家から近いから」と書いた。でも、ポートフォリオ作品を見て、きちんとスキルを評価してくれたんです。 池田: 田内は特殊です笑 でも、メンバーの好きな気持ちをまずは尊重して、挑戦させてくれる環境が整っていますね。  

本音でぶつからないと、気づけない絆があるんじゃないか

確かにマインドは大切ですね。みなさんが入社後、ひと回りもふた回りも成長できたと思える瞬間はありますか。

池田: やっぱり、大阪で経験した新規事業の立ち上げですね。代表の佐藤から「ディレクターとして、一からチーム作りに参加してみないか」と声を掛けていただきました。 02 (写真右:池田さん) 当時、デザイナーだった私は、新規事業の立ち上げどころか、チームのマネージメントの仕方も分からなかった。だから、チームの歯車が徐々にかみ合わなくて、崩壊しちゃった。 田内: 少数精鋭の3名しかいないから、ギクシャクしだすともう大変です。そのとき、沖縄から大阪まで佐藤が来てくれて、「きずな飲み」をしたんです。  

きずな飲み?

田内: 佐藤と一緒に、本音トークを繰り広げた一夜限りの飲み会です。「お前らが池田を支えなかったらどうするんだよ」と叱咤激励してくれて……。みんな、ボロボロに泣いちゃったね。 池田: 私たちのターニングポイントになったし、リーダーや下の子も関係なく意見を言い合えるモノクラム文化がそこで育まれました。 10  

自分が主体で動けるから、仕事が楽しくなる

すごくいい距離感ですね。次に、仕事をやっていてやりがいに感じることをありますか。

与那原: この前、とあるパズルゲームの動画広告を撮影しているとき、「これは、ゲーマーに刺さるな」と思ったんです。

ゲーマーに刺さるとは?

与那原: ゲームの楽しさとして、クリアすることもそうですけど、プシュンというパズルが弾ける音が気持ちいいんですよね。だから、爽快感を演出するために、パズルを割るシーンを倍速した動画を作ったところ、多くの人に視聴してもらえました。 07  

自分が主体になって作れるのはうれしいですよね。

与那原: しかも、分析チームから広告のクリック率などレポートとしてもらえるから、営業やコンサルティングのかたとデータを見ながら、こちらから提案できるところがいいです。  

逆に、未経験者にとって提案すること自体、難しくないですか。

田内: そこは、大丈夫です! 社内には、Webデザインをやったことがない子がいますし、研修制度として初心者がつまずきやすい、サイズの決め方やどうやって提出するのか、一から教えています。 04  

地方にいてもクリエイティブな仕事にできるワケ

池田: 創業時は5名でスタートして、今は15倍ぐらいにメンバーが増えました。あと、サイバーエージェントにおいて、モノクラムの役割がすごく大きくなってきています。 03 半年に一回、沖縄で行われるシーエー・アドバンスグループ総会にグループ会社が集まるのですが、私自身「MVP AWARD2016ベストマネージャー賞」を受賞することができました。営業本部の役員からも、「モノクラムがいないと、サイバーエージェントは動かないよね」とおっしゃっていただけて、組織として成長できたと実感しています。 田内: 正直、空気のような存在でしかなかった私が、1年後に「MVP AWARD2016ベストクリエイター賞」を受賞したんです。スポットライトをパッと浴びるようになってから、サイバーエージェント役員からも会食に誘われるし、イラストをプレゼントできるような仲になりましたね。 06 沖縄にいても、実績を出せば評価してくれる制度があるから頑張り甲斐がありますよね。しかも、東京の本部から月一回デザインのフィードバックもありますから、技術でも劣ることがないと思うんです。  

人任せにしない、だからクリエイティブであり続ける

 

御社のビジョンとして、「クリエイティブ企業で在り続けること」を掲げていますが、みなさんが思う“クリエイティブ”とは何ですか。

池田: 佐藤からも「クリエイティブな仕事をしよう」と言われますが、私にとってクリエイティブってなんだろう……。 つまらないことや人に与えられた仕事をしないことかな。あと、目の前の仕事からどのような影響を与えるのか、とことん考え抜いてから行動に移すことだと思います。 与那原: 難しいですよね。うーん、人に求められるものや認知してもらえるものを制作することだね。アートではなく、デザイン的のクリエイティブの意味でね。 05 (写真 左:田内さん、中央:池田さん、右:与那原さん)  

モノクラムからの期待感のうち、どのくらい達成できていますか。

与那原: 50パーセント。これから見ててください! 田内: 私にとってクリエイティブとは、たとえ人と違う意見であっても発信すること、やりたいと伝える意思だと思います。  

今、発信したいことはどんなことですか。

田内: イラストが得意だから、社内でイラストレーターを集めたチームを作りたいです。いつか、うちの強みだと言ってもらえるような存在になりたい。 09 ひとりひとりが輝ける場が用意されているモノクラムには、未来を語り合えるマネージャーと、やりたいことに対して全力でぶつかりあえる仲間がいます。 「好きなことをやりたい!」 年齢や経験年数を考慮にして、心のどこかで諦めてきた想いを叶える。みなさんからのチャレンジを心からお待ちしております。 <求人情報> ・CAグループのクリエイティブ集団と共に圧倒的に成長したいデザイナーを募集! 株式会社モノクラムのすべての求人情報 <PR>沖縄最大の求人マッチングサービス JOBANTENNA(ジョブアンテナ)

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